新一年生になると、幼稚園や保育園と違い決まった時間に登校したり、チャイムがなって授業が始まりますね。
また、お友達と下校後に遊ぶ約束をしてくる子も!
時計が読めないけど、学校で困ったりしないかな?
いつごろまでに時計が読めればいい?
一年生では時計の勉強はいつ習うの?
うちの子、まだ時計が読めないけれど大丈夫かな…。
入学前にはそんな疑問や心配がある人もいるのではないでしょうか。
今回は我が家の小学生低学年の子どもたちが実際に1年生の時に習った時期や学習内容をお伝えします!
時計の読み方を覚えるのに便利な知育時計と呼ばれる時計も販売しています。
なんと、100均のダイソーさんでも見つけましたよ!そんなおすすめの時計情報もお届けします。
また、お家にあるもので簡単にできる知育時計の作り方もお知らせします♪
入学前に時計が読めないけど、大丈夫?
小学校では、算数の授業で「時計」を教えてくれる授業がありますよ!
先生が順序だてて教えてくれます。なので、お家で慌てて教えないと!ということはありません。
入学前に時計がばっちり読めていなくても大丈夫。
先生も授業以外で時計を使う時は「長い針が3までに問題をやりましょう」などと、みんながわかるように伝えてくれます。
心配しすぎず、新しい小学校生活を楽しみに待ちたいですね♪
心配な人のために!入学前、時計はどこまで読めていると楽?
大丈夫といっても、始まってすぐの算数の授業でつまずかないか心配…。
少しでも先取りして安心しておきたい!という人のために、時計の授業がいつあるのか、それまでにここまでわかっているとより安心だったなと思ったところがあるのでお伝えしますね!
1年生の1学期に習う時計の読み方「なんじ」「なんじはん」
我が家の子どもたちの通う小学校では、1年生の時計の授業は1学期と3学期に2回に分かれてありました。
公立では「カリキュラム」が全国同じになるように教科書がつくられているので、どこの学校でも基本的には大きく変わらないようになっているはずですよ。
1回目の時計の授業は、大体5月頃。
数の数え方や書き方を習ったあとの、わりと早い段階で1回目の「時計」の授業がありました。
この時に習うのが「3時ちょうど」や「3時半」などの「〇時」と「〇時はん」。
教科書にして2ページだけ!1学期はこれでおわりです。時計を読むことや感覚に慣れることが目的なんですね。
「3時30分」ではなく「3時半」というように、数字ではなく「3時と半分」という意味で習います。
10以上の大きな数字を習っていないからですね。
なので、心配で入学前に時計の読み方を教えておきたいなと思う人は、ひとまずこの「何時」「何時半」がわかるようにしておくと授業もスムーズに理解できますよ。
5月ころまでに「〇時」「〇時半」がわかっていると、授業もスムーズに理解できる!
1年生の3学期に習う時計の読み方「なんじなんぷん」
3学期になると、細かく「なん時なん分」というところまで勉強します。
時計の長針は59分まであるので、大きな数を習ってから学習します。
時計を見て何時何分か答えたり、デジタルの時計をよんで時計のイラストに針を書き込んだりする問題がでてきます。
時計をしっかり読めるようになる学習は1年生の3学期頃!
2年生の1学期に習う時計「時刻と時間」
二年生でも時計の授業が続きます。
「午前」「午後」や、「1時間は60分間」ということを勉強します。
お家を出た時刻は9時です。公園についた時刻は9時20分です。お家を出てから公園につくまでの時間はどれだけでしょう?
3時20分の30分前は何時何分でしょう?
など、時計を読むだけでなく時間を計算する問題もでてきますよ。
3年生で習う時計の読み方
3年生では、2年生の「時刻と時間」をもとに、12時間制と24時間制ついて学習します。
15時は、午後何時?
午前10時から午後4時20分までは、何時間何分?
など、午前・午後を24時間制になおしたり、逆に12時間制になおして時間を考えられるように学習します。
2時45分から5時12分は何時間何分でしょう?
など、12分から45分をひくことはできないので、60分になおして計算することが必要になってきます。
なかなか複雑になってきますね!
3年生までの時計の学習は、その後の速さの問題につながったり、分数の基礎になっていきます。
なので3年生の間に、しっかり理解しておきたいですね!
新一年生が時計の読み方でつまずきやすいところは?
我が家の次男は入学時なんとな~く「〇時」「〇時半」がわかるくらいでした。
この最初の時計の勉強でつまずきやすいのが、正解が「3時半」なのに「4時半」とこたえてしまうこと!
短い針が「3」と「4」の間にある時は「3時半」なのですが、そこがちょっぴり難しくひっかかる子も多いようです。
「3を過ぎてるから4時!」と考えてしまうんですね。
なので「次の数字をこえるまでは、前の時間」ということを何度か伝えていき、わかるようになりました。
時計の読み方を覚えるのに便利!100均で手に入る知育時計
知育時計とは、楽しみながら時間の読み方を覚えられるように工夫してある時計のことです。
普通の時計の数字の周りに長針の読み方がわかりやすく書いてあるものが多いです。
様々なお店や教材会社などから知育時計が販売されていますよ。読み方を覚えるためのわかりやすいものから、かわいいものやおしゃれなものもあります。
なんと100均のダイソーからも知育時計が販売されていました!
金額は税込み330円。
カラフルだけどシンプルでかわいい!!
これならリビングに置いてもいいですよね♪
店舗で見たときにはもう売り切れてしまっていましたが、動物のかわいらしい絵柄のものもありますよ。
いつまでも必要なものではないので、安いのは助かりますね♪
お家にあるもので簡単にできる!知育時計の作り方
そんな知育時計ですが、お家にあるものでとっても簡単につくれる方法がありますよ♪
お家にある時計にちょっと手をくわえて手作り知育時計にしてしまう方法です。
準備するもの
- 文字盤のある数字のわかりやすい時計
- 貼ってはがせるシールや大きめのマスキングテープや付箋、数字のシールなど
作り方は簡単です。
文字盤のある時計の1~12の数字の外側に付箋やシール、マスキングテープを貼っていきます。
1の外側には「5」、2の外側には「10」というように長針の読み方を書いて貼っていくだけ!
60までの細かい数字を貼ったバージョンもつくってみました!
簡単につくることができますし、読めるようになったらはがすだけでとっても経済的!
今回使用したのはこの3種類のシールです。100均で手に入れましたよ♪
数字が読めない小さなお子さんや幼児さんの場合は、長針の読み方でなく動物や乗り物などお子さんの好きなシールを貼ってもいいですね。
「長い針がきりんさんのところにきたらお片付けしようね」などと声掛けしていると、時間の感覚や時計に慣れることができますよ。
時計の読みかたをお家で楽しく教えるポイント
文字盤の数字が見やすい時計を1つ用意します。針を手で動かせるもの、大きめの置き時計がおすすめです。
おもちゃの時計や知育時計でもOKです。
①短い針と長い針があることを知る
まず、時計には短針と長針があることを伝えます。
「短い針と長い針があるね」
「長い針と短い針がぐるぐるまわって追いかけっこをしてるんだよ。」
というと、子どもも親しみがわきます。まずは時計に興味や親しみを持ちましょう。
②「〇時ぴったり」を知り、短い針を読む
まずは、長針が12を指している「〇時ぴったり」から覚えましょう。
みんな大好きおやつの時間がわかりやすくていいですね♪
「短い針はどの数字を指しているかな?」「短い針がさしている数字が今の時間だね。」
「短い針が3だから、今は3時だね!」
「長い針は働き者でぐるりと1周すると、短い針は次の数字にお引越しするよ。」
「じゃあ、短い針が4になったら?」
数字を変えてもわかるかを確認していきます。
この時のポイントは、長針が一周すると短針が次の数字を指すことを知ること!これが、あとで長針の読み方を覚えるのに役立ってきます。
実際に本物の時計の針を動かして見せるのがわかりやすくておすすめですよ。
③「なん時半」を知る
次は「はん」を覚えましょう。
長針が一周すると次の4時になることは見てわかっていますよね。
「3時と4時のちょうど半分だから、3時の半分だね。」「3時半っていうよ。」
この時、短針が3と4のちょうど真ん中にきていることも伝えましょう。
「3時は過ぎたけど、まだ4時にはなっていないから3と4の間にあるね」
③長針の読み方を知る
次が一番難しいポイントです!
まずは、「時計に書いてある1~12の数字は、実は短い針を読むときにしか使えない」ことを伝えます。
大人にとっては当たり前なのですが、子どもにとっては「書いてなかったら読めないよ!」の心境です。
なので、長針を理解することはなかなか難しいんですよね。
数字と数字の間に目盛りがあることを伝えます。
「この1目盛りずつが、長い針の読み方なんだよ!数字の1までに、目盛りはいくつあるかな?」
一緒に数えて、文字盤の数字ごとに5ずつ増えていくことを知ります。
長針の読み方が1~60まで書いてある知育時計があれば、さらにわかりやすいですね。
先ほどの知育時計をつくる要領で時計に「5」「10」などのシールを一緒に貼っていくのもおすすめ。
長針は1目盛り動くごとに1分たつことを知ります。
時計の読み方に慣れる
長針と短針の仕組みが理解できたら、あとは慣れです!
もし理解できなくても、「1は5分」「6は30分」と先に覚えてしまうのも手!
知育時計や、手づくり知育時計をぜひ活用してください。
何度も見ているうちに自然と覚えて、他の時計でも読めるようになっていきます。
時計の読み方は、すぐにできなくても焦らず時間をかけて
時計の読み方は、大きな数字もあって子どもにとっては難しいもの。
1日で教えようと思わず、生活の中で子どもに「今なんじ?」と聞いたり、「長い針が5だから、25分だね!」と楽しい雰囲気で伝えたりしていきましょう。
授業で習う1年生の後半になれば多くの子がスムーズに読めるようになるので、焦らず楽しく覚えられるように声をかけていきたいですね。
また、「あと10分たったらテレビ番組はじまるね。」「給食は25分間なんだね。」などの声掛けも少しずつしていくと、時間の感覚がつかみやすくなっていきますよ。
時計の読み方や時間の感覚を楽しく身に着ける方法!
知育時計の他に、時間の読み方を楽しく覚える方法をご紹介します♪
時計で遊んでみる
実際に時計の針を動かして遊んでみるのがおすすめ!
おもちゃの時計でもいいですが、できれば長針の動きに合わせて短針が動くものがいいですよ。
長い針が1周したら短い針も次の数字に動くということを体感できると、時間の感覚がつかみやすく、読むのも早くなります。
ダイソーさんでも、時計のおもちゃが販売していました!長針に合わせて短針は動かないのが残念ですが、長針の読み方が60まで書いてあるので練習にいいですね。
時計の絵本を読む
時計を題材にした絵本や、実際に時計を動かしながら楽しむ絵本などもありますよ。
「とけいのほん」₍まついのりこ作/福音館書店₎はちょうど「なん時」「なん時半」を覚えるのにぴったりの内容です!
入学前に時計が読めなくても大丈夫?まとめ
入学前に心配になる時計の話。いかがでしたか?
- 時計の読み方は小学校の授業で教えてくれる!
- 1年生の5月に「〇時」「〇時半」、3学期に正確に読めるようになっていれば、授業についていける!
- 2年生・3年生でも時計や時間の授業がある
- 「〇時半」など、短針が数字と数字のの間にくるときは読み間違えをしやすい
- 楽しく時計を読めるようになる知育時計はたくさん販売されている
- 知育時計はダイソーにもある!
- 知育時計はシールなどでつくることができる
- 長針の読み方は子どもにとって難しい!焦らずに慣れる
- おもちゃの時計や、時計の絵本などで楽しく身に着ける方法もある
知育時計に見慣れていると、するっと読めるようになることが多いですよ♪
焦らず楽しく覚えられるといいですね!
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