こちらの記事は、各出版社のホームページを確認の上、可能な絵本のみ表紙画像を掲載しています。また、出版社のホームページに記載の通り、可能な絵本のみ表紙画像データをコピーして掲載しております。
幼稚園や保育園では子どもたちと毎日絵本を読みます。
おひざに抱っこして読んでいると、1人・2人と集まってきたり、クラスみんなに読み聞かせをしたり。0歳の赤ちゃんから耳をすませて聞いたり絵を見たりしていますよ。
0歳の赤ちゃんから、絵本は親子で楽しむことのできるおすすめのもの。
お母さん・お父さんなど、大好きな人の声で優しい絵本の言葉を読んでもらうのは、赤ちゃんにとって、心地よい時間です。
心地よい時間は、赤ちゃんにとって大切な時間。興味や関心が広がり、周りの人への信頼も深まります。
定番の絵本、お子様の好きないつもの絵本も楽しいけれど、そろそろ違う絵本も読みたいな~。
なんていう時は、季節の絵本がおすすめ!
冬のお散歩では、風の冷たさや心地良さを感じている赤ちゃんや1歳・2歳さんたち。
また、お外が冷たいからこそ、お部屋やお布団のあったかさも、気持ちいいですよね(^^)
絵本の中でも、冬ならではの季節を楽しんでみませんか。
「雪」や「お正月」などキーワードを決めると、しぼられて選びやすいですよ♪
まだ出会ったことのない絵本にも出会いやすい!
今回ご紹介するのは1・2月の特に寒い冬の時期におすすめの絵本たち!
冬には冬の絵本を読むことで、生活にそった興味や関心も育ちますよ。
今回は保育士のみかんが冬におすすめな絵本を8冊ご紹介しますね♪
保育士ならではの、絵本の楽しみ方もご紹介しますよ~。
0・1歳からのおすすめ「冬」の絵本
まずは0歳から楽しめる赤ちゃん絵本です♪
「ゆき」
おなじみ♪ゆきやこんこあられやこんこ~のあの歌の絵本です。
歌詞に合わせて、女の子の楽しそうな雪の一日が描かれていて、絵にはストーリーがあって楽しいですよ。
はたこうしろうさんのかわいく綺麗な絵が雪の楽しさを際立たせています。
歌絵本は、歌を口ずさみながら一緒に絵をみられるので、絵本ちょっぴり苦手…というママ・パパもとっつきやすい絵本です。
「おしくらまんじゅう」
「♪おしくらまんじゅうおされて…」。
おまんじゅうがぎゅぅっと押されると、どうなっちゃうの?
こんにゃくや納豆も押されて押されて…?
最初に読んだ時は思わず私も「えぇ~?(^^)」と笑っちゃいましたよ!
何度も「よんで!」コールになります!
「だるまさん」シリーズで人気のかがくいひろしさんの絵本です。
リズミカルに読める繰り返しの絵本で、子どもたちも心地よさそう。
読んだ後に、子どもとぎゅ~とおしくらまんじゅうをするのもふれあい遊びができて楽しいですね。
肩の力をふぅ~と抜いて、ママもらく~に楽しんでくださいね♪
「こどものとも012ごろんごゆきだるま」
0~2歳むけにつくられたこどものともの月刊絵本。その中でも人気のものがハードカバーになっています。
ハードカバーで本自体がしっかりしているので、めくりやすくまだ力加減の難しい赤ちゃんでもやぶれることなく安心。なめても簡単にはぼろぼろになりません。
気軽に赤ちゃんのそばにおいておける絵本ですよ。
こどものとも012シリーズは他にもたくさんあるので、お気に入りを探してみてください♪
「ごろごろ」「ずどん」「にょきにょき」など、短く楽しい言葉でお話がすすみます。
布や刺繍でつくられた絵もあったかみがあってかわいいですね。
1・2歳からのおすすめ「冬」の絵本
絵本を楽しんだことのある赤ちゃんや、1歳頃からおすすめの絵本です。
「はーくしょい」
大きな口をあけてくしゃみをする女の子ルルちゃんが印象的な「はーくしょい」。
くしゃみをしたり、風邪をひいてお医者さんに行ったことのある子どもたちにとっては、きっと身近で身に迫る(笑)テーマでしょうね。
子どもにとって、周りの大人に言われるとちょっぴり「むむむ…」となる言葉も、せなけいこさんの絵本のことばだと、なんだかすっと子どもの心に入ってしまうんですよね。
ルルちゃんが、子どもたちとおんなじように「セーターなんていや!」って顔をしているから、子どもたちも「まぁまぁルルちゃんそんなこと言わないでさ」って気持ちになるのかな?
子どもたちの心の中にもきっとルルちゃんが住んでいて、そのルルちゃんに絵本が寄り添ってくれているんだなぁと感じます。
「りんごころころ」
我が家の次男が1歳のころに大好きだった絵本です。何度も何度も図書館で借りていました!
何度も借りるのでお家にありすぎて、次男は自分のものだと勘違いしていたほどです(笑)
ベストセラー「いないいないばあ」など赤ちゃん絵本で有名な松谷みよ子さんの赤ちゃんに優しい文章に、「ももんちゃん」シリーズで有名なとよたかずひこさんのかわいく見やすい絵。
なんて強力タッグ~!!
りんごがころころ~ころがる様子が楽しくかわいい絵本です。
冬はりんごが美味しくてスーパーにもたくさん並ぶので、冬の絵本としてご紹介してみました!
ここでは「冬」の絵本として、新しい絵本を知るきかっけになればとご紹介していますが、もちろんどの絵本も季節問わず読みたいときに楽しんでくださいね♪
買ってきたまんまるのりんごを見せて「りんごころころ~だね」とお話しすると、一層りんごに親しみがもてますね。
絵本の世界と現実の世界をつなげてあげると、興味や関心が広がって、さらに毎日が楽しくなりますよ。
おやつの前にきれいに洗って、一緒ににおいをかいだりつるつるの皮をさわってみるのもおすすめ♪
絵本をもとに、五感をたっぷり使って「りんご」を味わってみてくださいね。
2・3歳からのおすすめ「冬」の絵本
次は、簡単なストーリーがわかるようになった2歳頃からおすすめの絵本です。
「もりのおふろ」
森の奥のおふろに次々とどうぶつたちがやってきます。
どうぶつたちの背中を流すときの表情や、ほかほか湯気をたてるお風呂がなんとも気持ちよさそう!
どんどんやってくる動物たちの繰り返しも楽しい絵本です。
「わんわん」「にゃあにゃあ」など犬や猫がわかってきたら、他の動物のでてくる絵本も楽しめるころかも!おしゃべりできる子は「つぎはぶたさん~」と楽しんでくれますよ。
「てぶくろ」
とっても有名なお話なので、知っている方も多いのではないでしょうか。
なんと1965年からのベストセラー!
絵本の世界でも淘汰されていいものが残っていくので、ベストセラーになっているものは「間違いなし」な絵本ばかりです!
手袋に入っていく動物たちが、個性豊かでおもしろいんですよね。
「はやあしうさぎ」や「おしゃれぎつね」と名乗るのもおもしろくて、真似する子どもたちがかわいいですよ。
やってくる動物が少しずつ大きくなっていく様子に、ハラハラドキドキ!
読んだ後は、毛布や大きめのひざ掛けを用意して「はやあしうさぎだよ~。そのてぶくろにいれて。」と声をかければ、もう「てぶくろ」ごっこの始まりです♪
「ちっちゃなほわほわかぞく」
「ほわほわ」「ぬくぬく」「ふかふか」と、最初のページを読むと、もうここちよいあったかさが伝わってくる絵本です!
表紙のにこにこ子どもを見守るママくまや寄り添うパパくま・ほがらかに遊ぶこぐまからも、このあったかさが幸せ~なあったかさであることがにじみでています。
数多くあるマーガレット・ワイズ・ぶラウンさんの絵本ですが、中でもこの絵本は私の中で隠れた名書です!
谷川俊太郎さんの訳が、これまた思わず口ずさみたくなるような心地よい日本語なんです。
どんな子どもたちにも、この幸せなあったかさの中ですくすく大きくなってほしいなぁと保育士としてもいち親としても心から願ってしまいます。
また、この絵本の中にはすんなり読むと気づかないくらいの「あれ?ここの文章なんだかおかしい…?間違いかな?」と思うようなところが一カ所だけあるんです!
明らかにはなっていないのですが、あえて訳を反対にした遊び心なのではないかという噂も♪気になる方はぜひ探してみてくださいね!ヒントは「反対になっている」です。
お布団やこたつの中などで思いっきりぬくぬくしながら読んでください♪
0・1・2歳おすすめ絵本「冬」のお話まとめ
0~1歳からおすすめ
- 「ゆき」絵はたこうしろう/ひさかたチャイルド/2018
- 「おしくらまんじゅう」かがくいひろし・さく/ブロンズ新社/2009
- 「こどものとも012/ごろんごゆきだるま」たむらしげる・さく/福音館書店/2004
1~2歳からおすすめ
- 「はーくしょい」せなけいこ/ポプラ社/2013
- 「りんごころころ」松谷みよ子・文/とよたかずひこ・え/童心社/2001
2~3歳からおすすめ
- 「もりのおふろ」西村敏雄さく/福音館書店/2004
- 「てぶくろ」エウゲーニー・М・ラチョフ・絵/うちだりさこ訳/福音館書店/1965
- 「ちっちゃなほわほわかぞく」作マーガレット・ワイズ・ぶラウン/絵ガース・ウィリアムズ/訳・谷川俊太郎/童話館出版/1994
赤ちゃんの0歳から3歳ごろにおすすめの冬の絵本、8冊をご紹介しました!
年齢はあくまで目安です。子どもが楽しめるなら、それがその子にとってのおすすめになります。
我が家の小学生も、上の絵本は「懐かしい~」とたまに読むこともありますよ♪
気になる絵本はありましたか?
ぜひ、図書館や本屋さんに行って見てみてくださいね~♪
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