こちらの記事は、各出版社のホームページを確認の上、可能な絵本のみ表紙画像を掲載しています。また、出版社のホームページに記載の通り、可能な絵本のみ表紙画像データをコピーして掲載しております。
寝る前に絵本の読み聞かせをしているご家庭も多いのではないでしょうか。
お布団の中は、あたたかくて気持ちよく、親子でほっと一息つける時間でもあります。
一日の疲れで子どもたちの本音がぽろっと出たり、またリラックスして甘えたくなる子も。
寝る前のこの時間は、ママやパパも寝かしつけをすればあとは大人タイム!ちょっとだけ、子どもとゆったりしてみませんか。
子どももママパパもリラックスしている時間は、日ごろの愛情を伝えるのにぴったりなんです。
子どもとドタバタ過ごしていると、「あぁ~今日もこんなに怒っちゃったな」「楽しく過ごせなかった」なんて日々もありますよね。私はありました!!

読み聞かせは、毎日でなくても、たまにでも大丈夫!
ママがちょっと元気がある時、気が向いた時に、ぜひ絵本を読んで親子でぽかぽかあたたまってください。
保育士の目線から、愛情をたっぷり伝えられる絵本、夜がテーマの絵本など、寝る前におすすめの絵本を9冊選びました!
寝る前におすすめの赤ちゃん絵本
0~2歳頃から読める赤ちゃん絵本の中から寝る前に読むのにおすすめの絵本を紹介します。
おつきさまこんばんは

まんまるのお月様がかわいい絵本です。
お月様が雲で隠れてしまうシーンは、本当に悲しそうな顔をする子もいますよ。絵本の中でお月様と友達になっているんですね♪
でも、最後はお月様とにっこり。裏表紙の顔もいたずら心満載です。
赤ちゃんはまるいもの・目や口があるものが大好きです。

目が見えるようになってすぐに、おかあさんの顔がわかるようになっているそうですよ。
赤ちゃんってすごいですね!
この絵本もまさしくですね。林明子さんの優しいお月様の絵がほっこりさせてくれます。
おふとんかけたら

画像はブロンズ新社ホームページより
画像出典の承認確認済。
たこさんやまめさん、ソフトクリームさん。思わぬ登場人物たちに、お布団をかけたら…?
みんなのゆかいな寝相がおもしろい絵本です。
小さな子はもちろん、5~6歳ころでも大笑いで楽しめます。
おふとんに入るのが楽しくなっちゃいますよ。
寝る前に読みたい!愛情たっぷり伝える絵本
寝る前のリラックスタイムにおすすめなのが、ママやパパからの愛情がたっぷり伝わる絵本。
子どもたちは、絵本を読んでもらっているときは絵本の主人公になりきっています。
なので、ママやパパが読んでくれた絵本の言葉は、そのまま子どもの心に響いていきます。
「だいすき」「大切だよ」「うまれてきてくれてありがとう」そんな、子どもたちへの愛情がたっぷりつまった絵本をご紹介します!
ぎゅっ
ジェズ・オールバラ作・絵
出版社/徳間書店
発行年/2000
こどものおさるのジョジョ。森のみんなが親子でぎゅっとしているのを見て、ママが恋しくなってしまいます。手伝ってもらいながら、ママをさがすジョジョ。見つからなくてしくしくしていると…。
なんと、言葉はほとんど「ぎゅっ」しか出てきません!絵を見て楽しめる絵本です。
思わずぎゅっとしたくなってしまう絵本ですよ。

ジョジョがお礼をするラストのページも、とてもかわいいです。
ちびゴリラのちびちび

あるひうまれたちびゴリラのちびちび。おかあさんも、おとうさんも、おばあさんや森のみんなも、うまれたときからちびちびが「だいすき」。
成長して体が大きくなって、赤ちゃんじゃなくなっても変わらず愛されます。
こどもたちはうっとりしたり、なんだかくずぐったそうにしながら聞いてくれます。
きっと、ちびちびになった気分で「だいすき」の言葉を聞いているんですね。
直接「だいすきだよ」「大切だよ」と伝えてあげるのももちろん素敵ですが、たまには絵本の世界で親子一緒に大好きの気持ちを感じるのもおすすめです♪
読み終わると、ぽかぽかあったかい気持ちになりますよ。
かみさまからのおくりもの

あかちゃんは、うまれたときにお空の上から贈り物をもらいます。ほっぺのあかい赤ちゃんも、泣いている赤ちゃんも。
どんな子も、素敵なおくりものをもち、愛される存在としてうまれてきます。
ママやパパにとっては、うまれてくるときに感じた「とにかく元気にうまれてきてくれたらそれでいい」という気持ちを思い出させてくれる絵本でもあります。
切り紙の絵もかわいいです。病院の窓が一つずつあいたり、よく見ると楽しいですよ♪
夜が舞台の絵本
夜が舞台になっている絵本をご紹介します。
よるくま

画像は偕成社ホームページより
画像出典の承認確認済。
よる、男の子がベッドにいると、夜みたいにまっくろなくま「よるくま」が、おかあさんを探しにやってきます。
さか井駒子さんの美しい絵と語り掛けるような優しい言葉で、どんどん夜の世界に引き込まれていきますよ。
よるくまがぼくと一緒にお母さんを探すシーンではぐっと胸にせまるものがあります。
きゅっと切ないような、でも心あったかくなる絵本です。
我が家の子どもも忘れたころに何度も「読んで」と持ってくる絵本でした。
おやすみ、ぼく
アンドリュー・ダッド文/エマ・クエイ絵/落合恵子・訳
発行/株式会社クレヨンハウス
発行/2009
オラウータンの男の子が、寝る前のお布団の上で「おやすみ、ぼくのひざさん」などと言いながら、体の一つ一つに声をかけお休みの挨拶をしていきます。
落ち着いた夜のような優しい紫色をバックに、「きょうもうーんとはしったね」など、体のそれぞれに「ありがとう」の気持ちをこめて丁寧にあいさつしていく様子に心が和みます。
我が家では、読んだ後に「おやすみ、〇〇ちゃんのあしさん」「きょうはおにごっこでたくさんはしったね。ありがとう」など、絵本のセリフを子どもバージョンにして話してあげると、とても嬉しそうでした。
ヨガでも最後に体のひとつひとつを意識してリラックスさせていくようなものがありますよね!
そんなイメージと絵本をミックスさせて話してあげると、寝つきもよくなりすぐに寝てくれましたよ。

寝る前にぜひ読んでほしい一冊です。
心理学をもとにした寝かしつけにおすすめの絵本
お布団に入ってもなかなか寝てくれない、子どもが眠り方がわかっていないかも…なんて時には試してみる価値ありです。
おやすみ、ロジャー魔法のぐっすり絵本
カール=ヨハン・エリーン/著
監訳/三橋美穂
発行所/飛鳥新社
発行年/2015
心理学をもとにして書かれた寝かしつけのための絵本です。
文章の中には、「子どもの名前で」「あくびをしながら」「ゆっくり」など、読み方のアドバイスが。子どもたちがどうして寝たくないのかを研究し、それに基づいた読み方が書かれています。
最初のページに「運転手のそばで読み聞かせしないこと」と書かれているほどです。

あくびってうつりますよね。読み聞かせしていても、うとうとしちゃいました!
けっこうお話が長いので、我が家ではいつもすぐに寝てしまう長男が「きょうは最後まで聞きたい!」と頑張って起きてしまう問題が生まれました…。
お話好きで、かつ寝つきのよい子は逆に寝てくれなくなってしまうかもしれません(笑)
でも、なかなか寝てくれない子には試してみる価値ありです!
指示通りあくびなどしながら読んでいると読み手も眠くなってしまいます。
おやすみ、エレン魔法のぐっすり絵本
カール=ヨハン・エリーン/著
監訳/三橋美穂
発行所/飛鳥新社
発行年/2017
上で紹介した「おやすみ、ロジャー魔法のぐっすり絵本」の第二弾です。
動物のイラストがかわいらしく、森を冒険するという子どもにもより楽しいお話です。
心理学の要素はばっちり入っているので、「おやすみ、ロジャー」とはイラストの好みで選んでもいいですね。
寝る前におすすめ絵本まとめ
寝る前におすすめの絵本9冊をご紹介しました!
赤ちゃんからおすすめの絵本
- 「おつきさまこんばんは」林明子さく/福音館書店/1986
- 「おふとんかけたら」かがくいひろし・さく/ブロンズ新社/2009
愛情をたっぷり伝える絵本
- 「ぎゅっ」ジェズ・オールバラ作・絵/徳間書店/2000
- 「ちびゴリラのちびちび」ルース・ボーンスタインさく/いわたみみ訳/ほるぷ出版/1978
- 「かみさまからのおくりもの」ひぐちみちこ/こぐま社/1984
夜が舞台の絵本
- 「よるくま」さか井駒子/偕成社/1999
- 「おやすみ、ぼく」アンドリュー・ダッド文/エマ・クエイ絵/落合恵子・訳/クレヨンハウス/2009
心理学をもとにした寝かしつけにおすすめの絵本
- 「おやすみ、ロジャー」カール=ヨハン・エリーン著/三橋美穂・監訳/飛鳥新社/2015
- 「おやすみ、エレン」カール=ヨハン・エリーン著/三橋美穂・監訳/飛鳥新社/2017

お布団の中でくっついて、ゆったり絵本タイムを楽しんでくださいね♪
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