こちらの記事は、各出版社のホームページを確認の上、可能な絵本のみ表紙画像を掲載しています。また、出版社のホームページに記載の通り、可能な絵本のみ表紙画像データをコピーして掲載しております。
3歳頃は、より自分の体を自由に動かせるようになり動きが活発になってきたり、お友達とのやりとりが楽しくなってくる子も。
また、想像力も大きく発達し、おままごとなどのごっこ遊びが楽しく盛んになります。
絵本では、ストーリーのあるものも段々楽しめるようになってきます。子どもたちの興味も広がってきて楽しめる絵本の幅もぐっと広くなってきますよ~!
今回は、保育士みかんが選ぶおすすめの冬の絵本をご紹介します。
お正月や節分などの冬の行事も、どんなことをするのかがわかり楽しめるようになってくるのも3歳頃ですね。
また、冬と言えば雪の出てくる絵本もおすすめ。たくさんありますよ♪
雪遊びは楽しいですよね。楽しく遊んだりわくわくした気持ちや記憶を、絵本やごっこ遊びでまた楽しむと、より一層濃い記憶となって子どもたちの心の中に残っていきます。
保育士の目線からも、おすすめの絵本の読み方・楽しみ方をお伝えしますね♪
お外は寒~い冬ですが、絵本で楽しく、冬を子どもたちと感じてみてください♪
今回は、保育士みかんが選ぶおすすめの冬の絵本をご紹介します。
3歳ころからおすすめの冬の絵本/おもちのでてくる絵本
お正月に食べるおもちの絵本。おいしそうでお腹が減ってしまうかも♪
わらべうたえほんあぶくたった
わらべうた「♪あぶくたった~にえたった~」の歌詞をもとにねずみの一家がおしるこをつくります。
大きなお鍋からたつ湯気や、あずきやぷっくり煮えたおもちもおいしそう!
繰り返しもあり、わらべうたもあり、気軽に読みやすい絵本です。
わらべうたは、赤ちゃんから聞きやすく心地よい音や音階でつくられています。
絵本の優しい言葉や、わらべうた・童謡のなじみやすいリズムは、子どもたちの気持ちをすっとなぐさめたり盛り上げたりしてくれますよ♪
歌は、何もなくても、両手がふさがっていてもできる、子どもたちの気持ちをあげてくれるアイテム‼
♪あぶくたったの遊びで子どものころ遊んだママやパパも多いのではないでしょうか?
♪にえたかどうだか食べてみよむしゃむしゃむしゃの「むしゃむしゃむしゃ」の部分で、お互いの体を食べるまねをして、くすぐり遊びをするのも楽しいですよ!
14ひきのもちつき
大人気、いわむらかずおさんの14ひきシリーズです。
14匹のねずみの家族が、とっても働き者で、優しくて、なんともほのぼの優しい気持ちになります。
森の中の四季の移り変わりも綺麗で、何冊も集めて並べたくなってしまいます。
文章はとても短く、絵がとても細かく描かれているので、まだ字の読めない子でもじっくり楽しむことのできる絵本です。
なかなかおもちを一からつくる過程を見ることは少ないですよね。絵本の中では杵やうす、せいろやもちとり粉なども出てきますよ。おもちつきをする様子が丁寧に描かれています。
お正月に食べたおもち、こんなふうにできるんだなと、身近に感じてくれるといいですね。
冬に冬の絵本を読むのは、こんなふうに生活と絵本の体験がつながるといういいことがあるんですよ♪
また、たくさんいるねずみの家族の中から、お気に入りの子を見つけるのもこの絵本の楽しいところです!その子だけを追っていくと、楽しい発見があるかも!
私のお気にいりはねぼすけのろっくん。ついつい目で追ってしまいます!
シリーズには「14ひきのさむいふゆ」もありますよ♪そり遊びが楽しそう♪
3歳ころからおすすめの冬の絵本/ 雪の絵本
冬と言えば雪遊び。たくさんの雪や氷の絵本がありますよ。おすすめをご紹介しますね!
ゆきのひ
雪で遊んだことのある子は、ピーターと一緒に絵本の世界でも雪遊びを楽しみます。
あまり雪に触れたことがない子も、きっと想像力を働かせて、ピーターのする雪遊びに夢中になりますよ。
よく動けるようになって、もう一人前!!なんだってできるもん!な気持ちの3歳児さんですが、幼稚園や保育園ではまだまだ小さいクラス。
ピーターのように「大きい子たちのゆきがっせんにまじりたいなぁ」と思う気持ちも、3歳頃の子どもたちにぴったりくるようです(^^)
ピーターのようにたっぷりの雪で「てんしのかたち」つくりたい!!
だるまちゃんとうさぎちゃん
こちらも人気シリーズ。加古里子さんの「だるまちゃん」シリーズ第三弾の「だるまちゃんとうさぎちゃん」です。
だるまちゃんが、お話の中で雪の遊びや手袋人形の作り方など、たくさんの冬の遊びを教えてくれますよ。
りんごでつくるうさぎやだるまちゃんも!
お家で温まりながらじっくり読むのにぴったりな絵本!だるまちゃんの教えてくれる遊びを一緒にしてみるのもいいですね♪
チリとチリリゆきのひのおはなし
作/どいかや
発行所/株式会社アリス館
発行/2010年2月10日
どいかやさんの「チリとチリリ」シリーズの中の1冊です。
色鉛筆で描かれた優しく繊細な絵が、魅力的‼
子どもたちって、石ころや花びらなど、小さいものや光るものを集めるのが大好きですよね。
そんな気持ちをわくわくさせてくれるような場面がたくさんありますよ~!
綺麗なカップや氷でできたお花のビー玉…「どれが好き?」「どれにする?」と子どもたちとおしゃべりが弾みます♪
チリとチリリ、動物たちが雪の中でランプを持って歩くシーンは、色鉛筆には思えないほど、温か~い光に見えます!
チリとチリリはそっくりの姉妹(双子かな?)なのですが、どちらがチリでどちらがチリリなのか、絵の中からヒントをみつけてみてください♪
きらきら
文/谷川俊太郎
写真/吉田六郎
発行所/株式会社アリス館
発行/2008年11月20日
雪の結晶の写真絵本です。
様々な形の綺麗な結晶の写真とともに、谷川俊太郎さんの詩のように「きれいだね」「あまいかな?」と語りかける優しい文章が書かれています。
本文には雪の結晶という言葉はでてきません。
「これは雪の結晶と言ってね…。」大人はついつい説明したり教えてあげたくなってしまうけれど、ここはぐっと我慢して、ただ綺麗さや自然の不思議さを子どもと一緒に感じてみるのがおすすめ!
子どもが心に感じた気持ちや想いがふりつもっていき、いつか好奇心や興味・関心になっていきますよ。
子どもたちから「これはなぁに?」「どうして?」と聞かれたときや、年齢によっては、ぜひ一緒に考えたり応えてあげてくださいね。
しんせつなともだち
食べ物も少ない寒い冬。うさぎは見つけたかぶを、「お腹が空いているだろう」と、お友達に届けます。その友達も、また、お腹が空いているだろう友達にかぶを届けて…。
お友達に届けられるかぶの行方にわくわくし、動物たちのお友達を思いやる気持ちにあったかい気持ちになる絵本です。
雪がたっぷり降って寒い冬のイラストですが、お外が寒い分、思いやりに心がぽかぽかしてくるお話ですよ。
3歳ころからおすすめの冬の絵本/ 冬から春へ
冬から春にかけて、暖かくなって新しい芽がでるように、進級に向けて大きくなる子どもたちに寄り添ってくれる絵本です。
おおきくなりたいこりすのもぐ
こりすがどんぐりを食べて、お水を飲んで、「おおきくなったでしょ」と自慢げに語り掛ける姿がなんともかわいらしい絵本です。
ちっとも大きくなっていないのですが、子どもたちには大きくなっているように見えるのか、それとも自分たちも大きくなりたい願望なのか、「うん!」「おおきくなったよ!」とりすさんにこたえてくれるかわいらしい3歳さんです。
2月頃になると、春の進級を控え大きくなることを楽しみに待つ子も、新しい環境に少しドキドキ不安になる子も。
でも「おおきくなる」って、子どもたちにとっては本来とっても嬉しいことなんですよね。
そんな子どもたちの気持ちにたっぷり寄り添ってくれる絵本です。
福音館書店さんの「ふしぎなたね」シリーズの中の一冊で、りすの体や生態についても丁寧に描かれていますよ。
3歳からおすすめ冬の絵本まとめ
冬のおすすめ絵本8冊をご紹介しました!
おもちのでてくる絵本
- 「わらべうたえほんあぶくたった」構成・絵さいとうしのぶ/ひさかたチャイルド/2009
- 「14ひきのもちつき」いわむらかずお/童心社/2007
雪の絵本
- 「ゆきのひ」エズラ=ジャック=キーツぶん・え/きじまはじめ・やく/偕成社/1969
- 「だるまちゃんとうさぎちゃん」加古里子さく・え/福音館書店/1977
- 「チリとチリリゆきのひのおはなし」どいかや/アリス館/2010
- 「きらきら」文・谷川俊太郎/写真・吉田六郎/アリス館/2008
- 「しんせつなともだち」作・方軼羣(ふあんいーちゅん)/絵・村山知義/訳・君島久子/福音館書店/1987
冬から春に向けておすすめの絵本
- 「おおきくなりたいこりすのもぐ」征矢清ぶん/夏目義一え/福音館書店/2003
寒い日もお家であたたまりながら、絵本で冬の世界を楽しんでみてくださいね♪
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